2010年9月アーカイブ
2010年9月19日
ワインのテイスティンググラスで台湾茶を
基本的に台湾茶は熱湯で淹れて聞香杯と茶杯を使って楽しんます。
でも今日はちょっと変わった楽しみ方を書いてみようかと。
最近の台湾茶は聞香杯を使わない茶杯のみで楽しんでいる人が多くなったようですが、それでは折角の台湾茶の魅力である「香り」が十分堪能できないと思うわけですよ。
熱湯で淹れた台湾茶が一番香りをしっかりと堪能できますが、まだ暑いこの時期は冷茶で楽しむのもいいですよね。
2010年9月18日
民國98年 冬茶 龍鳳峡高山茶(竹山鎮) 林桓渝作
今日一番に飲んだ台湾茶。それが民國98年 冬茶 龍鳳峡高山茶(竹山鎮) 林桓渝作。
正直何を飲もうか悩んだ結果、「熟成用」に保管してある箱をあさって、目についたのが龍鳳峡だったわけです。
きちんと作られた高山茶の茶葉は、「豆香(トウシャン)」があるのです。
もちろんこの龍鳳峡にもこの豆香がするんですが、熟成されたせいかその香りにプラスして柔らかいミルキーな甘い香りがします。
甘い香りといえば「梨山翠峰高山茶 民國99年 春茶」も果実のような甘い香りがすると書きましたが、そこまでの香りの強さではなく、もう少し違ったじんわりと体に染み渡るような優しさをもった香りですね。
水色は透明感溢れるちょっと黄色をさした感じの若草色。
今日のようないい天気の日にはガラスの茶杯にいれ陽光にかざして、その煌きを堪能するといいと思いますよ。
口に含むと瞬間花のような香りが広がって、その後、染み渡るように花の蜜とミルキーさを合わせたような甘さが広がってきます…4煎目、5煎目と煎を重ねていくと、香りを残しつつもとろみを伴った甘さが口から全身に染み渡って安らいだ気分にしてくれますね。
茶葉は大振りで厚みがあっても柔らかで指に吸いついてくる。
この大きさの茶葉では、並の茶師ではこれだけ葉と茎に含まれているうま味を御しえなかったのではないかと思う。
林桓渝茶師の腕の確かさが伺える台湾茶に仕上がってますね。
さて、気分も良くなったし…ねr…いや、仕事しようかな。
久しぶりにRICOH R8にて撮影。やっぱりマクロには強いね!
RICOH R8
レンズ口径:F/3.6
焦点距離 :6mm
F値 :F/3.6
露出時間 :1/380秒
ISO値 :200
2010年9月 7日
2008年文山包種茶製茶実習で作ったお茶を飲んでみた
まだまだ暑い日々が続きますね。
暑い時にはキンキンに冷やした冷茶もいいですが、熱いお茶を飲むのもいいですよ。
熱いお茶のお陰で多少なりとも涼を感じることができますからね。
さて、どうせ熱いお茶を淹れるなら…自分の作ったお茶でも淹れましょう!と思い、2008年文山包種茶製茶実習で作った文山包種茶を淹れてみました。
※9/4に淹れたんですが、部屋の整理をしてたときに、本来お茶をしまっておく場所とは違うところからひょっこりとこのお茶が顔を出したので淹れたのは、もちろん内緒の方向でお願いします。
2008年春の製茶実習で作った文山包種茶ですから、ちょうど2年間熟成されていたことになりますね。
1年経つと投げ売りしてしまうようなお茶を扱っているどっかのお茶屋さんにはわからないとは思いますが、わしが作ったとはいえ、きちんとした品質の茶葉を使い、きちんと作れば熟成によりお茶は美味しくなるんですよ。
茶葉そのものの香りは、熟成によってしっとり、ふんわりとした柔らかい花の香りになっています。
淹れてみると香りは十分、もう少し味に甘さがのってくれば嬉しいかな…そんな感じですね。
水色も淡い若草色を透かしたような色が綺麗ですね。
淹れたあとの茶葉は指に吸いつくようなしっとりとした感じで柔らかい。いい状態ですね。
今度の製茶実習ではもっと美味しいお茶を作れるようにしたいですね。
やっぱり文山包種茶、好きです、わし。