2012年1月アーカイブ
2012年1月28日
時を経て熟成される、本物の力
ようやくわしの役目としての仕事も大きな山を越えた感じなんだが、
環境としては、風雲急を告げる事態になりつつある状況かもしれない。
それはそれとして対応できる限りは役目を果たしておきたいと思う。
ただ本日、個人的に「風雲急を告げる」事態になったので色々と片付け実施(笑)
その最中に現れたのがこの龍鳳峡。
なんと民國94年(2005年)の4月28日に採茶され春茶。
もちろん林桓渝茶師のお茶。
早速片付けの手を止めていただいた。
封を切った瞬間に溢れ出てくる濃密な南国果実のような甘い香り。
7年という時間が作りだした濃密さがとても素晴らしい。
龍鳳峡をより進化させている、熟成されている。
龍鳳峡の木々の香りを纏い渓谷を吹き抜ける風のような爽やかな甘みがあるお茶だけど、
7年という時が、その甘みをじっくりと凝縮させていってるのがよくわかる。
「本物のお茶は、時を経ることで熟成される。」
これを体現した見事なまでのお茶ですね。
こんな素晴らしいお茶を飲めることに感謝、ですね。
CANON EOS 7D + SIGMA MACRO 50mmF2.8 EX DGにて撮影。
2012年1月 4日
台湾茶 民國100年文山包種茶 冬仔 蘇志成茶師
冬仔とは、冬茶を生産した後、日当たりのよい場所の茶樹から作られたお茶。
通常12月中旬前後に生産されることが多いお茶をいいます。
そしてこの冬仔は、本来は茶農が新年(旧正月)を祝ったり、
贈り物にすることが多いお茶でお目出度い席(時期)に飲むお茶になります。
そんな薀蓄をいれつつ、新年が明けためでたさと、個人的なめでたさもあり、
台湾で祝う旧正月にはちと早いですが、この冬仔を淹れました。
蘇志成茶師曰く、今回の冬仔はめちゃめちゃ美味しいお茶に仕上がったとのこと。
時期が早ければ比賽にも出品し、上位を狙えるくらいの出来だということでした。
そこまで言われちゃね、期待しちゃうじゃないですか(笑)
…ちくしょう、期待以上にうまいじゃないか(笑)
文山包種茶特有の爽やかな青さが清々しいですね。
その香りはまさに花。華やかな香りとすっきりした甘さは、
各地の比賽にて特等奨や頭等獎を受賞した冬茶をも凌ぐかも。
民國100年文山包種茶 冬仔 蘇志成茶師
CANON EOS 7D + SIGMA MACRO 50mmF2.8 EX DGにて撮影。
今年もこれだけ美味しい台湾茶を味わえることに喜びを感じます。
改めて、今年も皆様にとって、いい一年になることを心より祈っております。