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2004年11月 2日
鬼平犯科帳
一度読破したものの、また読み始めました。
家でPC周りを少し整理いたら、信長の野望 烈風伝を見つけてしまい少しだけ楽しんでしまったことが、時代物への熱を復古させ、一番好きな鬼平犯科帳を手にとらせたんだと思います。
池波正太郎さんの作品は数あれど、一番好きなのは鬼平犯科帳。氏の描く鬼と人情味滋味深いところを併せ持った鬼平こと長谷川平蔵に惚れてるわけです。
もっともTVでもシリーズ化されていて、中村吉右衛門さんが長谷川平蔵役を演じているわけですが、その姿にも惚れています。
作中で部下の同心、密偵に対しての要所々の何気ない一言の台詞で長谷川平蔵の人間としての粋で飾らない深みある優しさを表し、剣を持って戦うときには、細かい所作、心の動きの描写、盗賊宿への打ち込みの躍動感のある表現がたまりませんね。
氏の描く江戸の街の風景、人の表情、風俗、食文化が、長谷川平蔵を含め、火付盗賊改方同心、盗賊たちをよりリアルに感じられるような演出をしています。
特に食べ物に関する表現は、簡素な表現をしながらも食欲をそそることうけあいです。
五鉄の軍鶏鍋が食いたいなぁ…
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