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2011年5月18日

古早味文山包種茶

「古早味文山包種茶」とは、「昔懐かしい味がする文山包種茶」という意味です。

そもそもこの「古早味文山包種茶」は、偶然生み出されたお茶なんです。
それは…師匠の茶香好友から経緯を引用します。

蘇茶師の茶畑で50年程栽培していた青心烏龍種の茶樹の収穫量が上がらなくなったため、新しい茶樹に植え替える計画がありました。茶樹を枯らすため、強剪定し肥料も与えず放置しておいたところ、気象条件などがマッチしたためか、早春に一部茶樹から新芽が吹き出しました。その茶葉を集めて製茶したところ4斤弱、文松茶師と志成茶師が試飲していて、やはりダメだと言ってたところへ壽茶師が顔出し。一口飲んだ瞬間「古早味」と、パパが子供の頃に飲んだ文山包種茶の味だと。70年前の文山包種茶が蘇った瞬間です。


そんな偶然が産んだお茶を飲ませてもらいました。
確かに今の文山包種茶と比較すると、香りも味も「華やかさが物足りない」と感じてしまうかも。
でもその反面、「本来の坪林の大地の滋味を十分に吸収したやさしいお茶」とも言えると思いますね。
肥料が無い状況だからこそ、大地の滋味を吸収し尽くして出来た自然の味を表現したお茶になったんでしょうね。
煎を重ねるごとに深みを増していく…とても好きなお茶です。

今となっては、もう茶畑も整地してしまったので、もう手元にあるだけしか存在しない幻の文山包種茶となってしまいました。
この「古早味文山包種茶」を飲むことが出来て、また少しだけ文山包種茶の奥の深さを知ることが出来ました。

師匠を含め、蘇壽茶師、蘇文松茶師、蘇志成茶師に感謝いたします。

古早味文山包種茶
古早味文山包種茶 





ちょっと別な感じで撮ってみた。
古早味文山包種茶
古早味文山包種茶


それにしても…新しいデジ一眼はいつ手元に来るのやら。

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