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2005年11月11日
台湾茶 蘇パパ作、文山包種茎茶
そもそも文山包種茶は製茶の際に「茎」の部分を取り除きます。(ちなみにわしらが製茶実習で文山包種茶を作るのは製茶する前の「毛茶」の状態までなんです)
製茶には物凄く時間と根気が必要ですが、この作業をすることによって格段にお茶の香りと味に差が出てきます。香りと味から雑味がとれ、より透き通って上品に仕上がり、文山包種茶になるんです。
製茶後には大量の茎とはじかれた茶葉(あまり状態がよくない茶葉)が残るんです。
その茎と茶葉を強めの焙煎を入れて作るのが、蘇パパの文山包種茎茶なんです。
実は前回6月にお邪魔した際に呑ませていただいたんですが、その時はすでに大量の荷物になっていたので泣く泣く諦めたんですよ。
今回は念願かなってお持ち帰りすることが出来ました。
その香ばしい香りは日本茶で言う「焙じ茶」です。
蘇パパの文山包種茎茶は香ばしい香りの中にもほのかにしっとりとした甘みが漂うんですよ。日本の焙じ茶に例えるならば、まさに「焙じたばかり」といった味わいでしょうかね。そんな味わいがいつでも堪能できるんですよ。
本来はきちんとしたお茶にならない茎と茶葉でもこうやって美味しく呑めるようにしてしまうのは、蘇パパの確かな腕もさることながら、文山包種茶、いや、台湾茶の懐の深さがなせる技なんでしょうね。
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昨日、「2007年冬 2回目の製茶実習で作ったお茶」について書きましたが、今回は... 続きを読む
きのう、執筆しなかった?
素朴だけどうまいんだよな、これが
パパの人柄がお茶に出ているのかな
台北の相当有名なレストランで飲めるらしい
在庫が底をついてきた
仕入れに行かなくては、、、
そうですね、その通りでしょうね。
パパの人柄も味の秘訣でしょうね!
>仕入れに行かなくては、、、
それは速攻行かないと(笑)