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2005年8月 7日

サンデープロジェクト、行政改革、結局人頼み

今、サンデープロジェクトの特集コーナー、「自治体再生Ⅴ 1年365日働く公務員」を見ている。

福島県矢祭町の町役場の行政改革の話である。
その中心人物は根本良一氏。20年町長をまさに自らの身を削りながら務めている姿には脱帽と尊敬の念を禁じえない。

責任者が自ら率先して規範を示し、それに刺激され動き出す職員達の姿は素直に感心した。住民サービスを向上させながらも、コストカットを行い、さらに収益向上も成しえている。どこぞの国会議員にでも見せたい姿ですな。

ただ、一点気になったのは根本町長が、一度辞意を表明した時に町長室に町民が乗り込んで、さらに町長の奥様まで引っ張り出してきて辞意の撤回を求めるシーンがあった。

根本町長は20年職務に邁進した結果、家族と過ごす時間が無かったため今からでも家族とゆっくり過ごしたいとの理由での辞意の表明だった。

それを聞いた町民が、町長の自宅まで赴き奥様を担ぎ出して町長室で大勢で説得をする。その姿には
「奥さんさえ犠牲になれば町長の手腕によって町はもっと良くなるんだよ」
「町のために自分の気持ちを抑えてくれ」
「自分達の町を良くするために犠牲になってくれ」
とそんな風に見えてしまった。

英雄待望論→誰かがやってくれる→その結果を自分達は享受するだけでいい→結果を享受できれば他の犠牲はかまわない

そんな感じに見えてしまっておぞましく感じてしまった。


わしがそう感じるのは、暑くて脳みそが茹だっているせいなのか、それとも自分がそう思っているからこそなのか、ネガティブキャンペーン中なのか…

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