2年ぶり、いや文山包種茶の製茶実習は3年ぶり!
文山包種茶の製茶実習が3年ぶりになっていたのは自分でもびっくり!
そしてここにきて「アメノ」復活の兆しが見えてなおびっくり!
でもでも、茶摘みと日光萎凋の合間は雨が降らなかったからセーフだね。いや、も、問題ないでしょう?
と、そんなこんな言いながら朝早くから茶摘みをするために蘇志成茶師と一緒に茶畑に向かいます。
以前にも茶摘みをしたことがある急こう配な茶畑で茶摘み開始。
文山包種茶は久しぶりとはいえ直前に花蓮でも茶摘みをしていたので、茶摘みはサクサクですよ。
あやしい日本語もペラペラでお茶目さんの蘇志成茶師もちょっとだけ参戦。
「ちゃつみ、おそいね!」って言われても、志成さんのように早くは出来ませんって(笑)
日光萎凋〜室内萎凋へ
かごに八分目程度に摘んで終了、日光萎凋へと。いつものザルで5枚になりました。
しかし日光萎凋も以前と比べるとずいぶんと様変わりしましたね。昔の製茶を見たままの記憶だと、もはや通用しません。やはり定期的に実習に参加して変化を確認しないとダメですね。
日光萎凋が終われば室内萎凋(走水)へ。
わしの実習レポには写真は無いですが、久しぶりのざる振りはかなりぎこちない…すっかり勘所を忘れてしまってましたね。
販売用のお茶の室内萎凋もお手伝い。
自分たちの販売用のお茶まで作業させてくれる経験をさせてもらえるのは蘇茶師のところだけでしょうね。
作業の合間には試飲をたっぷりと。
一体どれだけの文山包種茶を飲んだ事やら(笑)
茶葉の香りを確認、撹拌をします。
そしてまた試飲。
春茶の状況などを志成茶師と話をしながらひたすらに試飲を繰り返します。
深夜に及ぶ室内萎凋作業。
しかしここでわしは失敗をする。この後さらに作業があったんですが、目覚ましを時間を間違えてセットしてしまい…もう何もできず。師匠、冠軒茶師、申し訳ありませんでした。
殺菁から一気に行きましょう!
そんなこんなで朝になり、殺菁から乾燥まで一気の作業です。
なんですが、殺菁が終わった時点でびっくりなことが…
て…手柔捻だと…
そうなんです。今回は志成茶師が茶葉少なかったため通常の揉捻機ではきちんと揉捻出来ないと判断したので、手柔捻の工程が加わりました。
2010年のイケメンとの実習を思い出したよ。球状茶を作るわけではないので、その時ほどの重労働ではなかったですが、はやり手で揉捻するのはコツと体力が必要ですね。
揉捻完了〜乾燥〜完成
揉捻完了した後は乾燥へ。
左が販売用、右が今回作ったお茶になります。今回の文山包種茶は蘇文松茶師曰く、「蜜香包種茶」とのことでした。少し萎凋させる時間が長かったのと、はやり揉捻がうまくできなかったことが要因のようです。
完成した茶葉を袋詰めして終了となります。
今回も貴重な体験をさせていただきました。
蘇文松茶師、蘇志成茶師、蘇冠軒茶師、師匠そして参加者の皆様、お世話になりました。本当にありがとうございました。
さあ、ショータイムだ!
さあ、ここからは蘇茶師のおうちで出てくる茶農家飯のショータイムだ!
この春先はタケノコが非常に美味しい季節です。
そしていつものように山菜などを使った野菜料理の多いこと!それがとても美味しい。
今回は「台湾鯛」というお魚も登場。野菜、お肉(鶏)、お魚全部美味しいから困るんですよね。また、果物が美味しい。黄色いスイカをいただきましたが、これがね、もうね、言わなくてもわかるでしょ?(笑)なうまさでした。
美味しい文山包種茶を知りたい、作りたい、美味しい茶農家料理を堪能したい、そんなことを思っている人はぜひ師匠の茶香好友の製茶実習にご参加くださいな。
Posted by oyakata(茶参福)|hiru-an-don Blog|茶香好友 - 鴻山茗茶 -|△PageTop