ハウスクリーニング

文山包種茶製茶実習 2006年春茶

坪林はやはりお茶の里

今回で参加3回目となる坪林の蘇茶師御一家の指導による文山包種茶の製茶実習。
実は春茶は初めて。「香りの春茶、味の冬茶」と言われますが、今回はどんな文山包種茶になってくれるか楽しみですね。

台湾へは茶楽教室のみよちゃんと共に行き、台北中正国際飛行場で難波組の小姐2人と師匠と合流、途中、雨が激しく降ったりで明日の茶摘みが出来るか心配になりましたがそのまま蘇茶師のお宅へ。
着いたのは夜中。勝手知ったるなんとやらで蘇茶師のお宅に入ると、部屋全体に文山包種茶の青いさわやかな香りが満ちています。そして香りに釣られて奥へと行くとまさに蘇志成茶師が走水(室内萎凋)の真っ最中。茶葉からあがってくる香りを確認し、茶葉を不用意に傷つけることの無いように指先で優しく摘むように広げていきます。朝には一体どんな風になっているのかな?

朝、起きると昨夜ほどではないにしても雨模様。坪林の山にも靄がかかっています。まだ茶摘みは出来そうに無いですね。茶摘みは茶葉が濡れていると出来ません。ちょっとお天気の回復を待たないといけませんね。

ちょっとした合間に日本で放送された様子を見てもらいました。文山包種茶のよさ、自分たちの思いがどんな感じに映っているのか真剣な様子で見てました。あの放送の効果?で難波の小姐が一人参加を決意してくれたのは嬉しかったですね。

日本の放送の様子をチェックです

朝ごはんを食べる前に走水の状態のチェック。蘇文松茶師が素早くそして柔らかい手つきで茶葉を攪拌していきます。流れるように手さばきに見惚れてしまいますね。

走水の時は茶葉を優しくいたわるように…

暫くすると蘇パパとママ、蘇志成茶師と奥様が製茶場で製茶作業を開始しました。
師匠が難波の小姐の予習ということで作業の様子を見学、解説しています。まぁわしも見世ちゃんも一緒なんですけどね(笑)
製茶作業中の蘇パパは普段の優しい笑顔から想像もつかないような真剣な眼差しになっています。流石にママとは阿吽の呼吸ですね。
お茶に関しては真面目なんだけどわりと茶目っ気のある蘇志成茶師も奥様と一緒に製茶作業を行っています。

蘇家の文山包種茶は家族全員の愛情がたっぷりと注がれていますね。この製茶作業を見て改めてそれを感じました。これだけの愛情を注がれた文山包種茶を飲めること、また製茶を指導していただけることに感謝しないといけませんね。

蘇パパとママの阿吽の製茶作業!蘇志成茶師と奥様も一緒にお手伝い

そういってる合間にもどんどん文山包種茶になっていきます。この過程は何度体験してもまた新たな発見がありますね。乾燥機から出てきた茶葉はもう形は立派な文山包種茶。でも本当に美味しい文山包種茶になるにはまだひと手間もふた手間もかかるんですよ。その手間の分だけ愛情を注がれ美味しい文山包種茶になっていくんですよね。

こうやって文山包種茶が出来上がっていくんだ!

うーん、製茶作業を見てたら早く自分たちの文山包種茶を作りたくなってきた・・・・お天気早くよくならないかなぁ・・・・

Posted by oyakata(茶参福)|hiru-an-don Blog茶香好友 - 鴻山茗茶 -△PageTop

hiru-an-don copyrights All rights reserved.