花蓮についた!!密香紅茶を作りませう!!

今回の花蓮もいい天気です

さあ!今年も花蓮にやってきました!。
前回来た時よりもお天気は不安定だけど、だんだん晴れてきましたよ(笑)

高茶師、奥様の粘茶師があたたかく迎えてくれました。美味しい密香紅茶、毫香密緑茶などを飲んでまずは一息入れて…これから密香紅茶を作ります!
しかし今回はここでも文山包種茶の製茶実習同様に嬉しい初体験をします!
なんと今回は四季春種を使って密香紅茶を作ることになりました!!もともとは大葉種を使って作る予定でしたが、今年は台湾全土の気候がおかしいらしくいまいち成長のタイミングが合わなかったため急遽、四季春種で密香紅茶を作ることになりました。どんなお茶に仕上がるか今から「わくわくすっぞ!」とドラゴンボールの孫悟空のような気持ちになりました(笑)

蜜香紅茶を作ろう!(機械柔捻と手柔捻)

前日から萎凋した茶葉が良い感じです。
今回も前回同様に醗酵の過程を機械柔捻と手柔捻の方法で蜜香紅茶を作っていきます。

前日から萎凋した茶葉(今回は四季春種)

紅茶を作るには茶葉を事前に感想させねばならないので茶摘みはしてもらっています。その茶葉を使って手柔捻と機械柔捻にて密香紅茶を作ります。
今回、手柔捻して作ったお茶は機械柔捻して作った紅茶に近づけるのでしょうか?
いやいや、近づけてみせますとも(笑)

汗かきながら手柔捻中

手柔捻開始です。
写真のわしのお腹を見ないで手の動きを見てくださいね(笑)柔捻機の動きを意識して同じように手のひらで茶葉を包み込みように柔捻していきます。

汗かきながら手柔捻中

手柔捻を開始してしばらくしていったん休憩に入小休止ります。
どうですか?柔捻する前に比べ随分と茶葉の形、色が変わってきてますよね。でもこれでは密香紅茶にはまだまだなりません。ここからが柔捻の頑張りどころなので、とりあえずは小休止。

汗かきながら手柔捻中、そして手柔捻終了後の手のひら 手柔捻終了後の茶葉

さあ!再開です!
トータル約3時間の柔捻時間になりました。今まではもっと時間がかかっていたのですが、四季春種は醗酵が進むのが早かったので、重労働のそして肝心要の作業から予想よりも早く解放されました。
かなり茶葉が醗酵してきて色が変わってきてますね。そして茶葉同様に手のひらの色もかなり美味しそうな色に変わってきました。
三人三様の茶葉の状態になっていますね。参加者それぞれの苦労の証です。しかしこの状態になるまでにわしはどれだけ大汗をかいたことか(笑)
次回のためにも、この時点での茶葉の状態と香りを確認して記憶しておかないとあかんですね!

機械柔捻の様子

参加者が頑張っている間に機械柔捻のほうも順調に進んでいます。
わし自身が作業をしていたため機械柔捻のほうの写真は始まったころのしか撮ってなかったですね。でもきれいな形に茶葉が柔捻されていっています。

醗酵終了、乾燥~最終手柔捻~本乾燥へ

温泉で一服し夕飯を食べた後に醗酵が終了しました。
これからは最終工程に進んでいきます。機械柔捻の茶葉はいい香りがしてきています。また手柔捻の茶葉からは、それぞれ違った香りがしています。それぞれの茶葉がどのようなお茶に仕上がるのかとても楽しみです。
果たして自分の手柔捻した茶葉はどうなるのか…かなりドキドキします。

茶葉の乾燥、状態をチェック中 乾燥後、柔捻し形を整えます 柔捻後の茶葉

まずは機械柔捻した茶葉から殺菁機を使い乾燥させていきます。途中で茶葉の手触り、香りを何度もチェックして乾燥状態を確認しながら進めていきます。
乾燥後、茶葉の形を整えるため袋に包んで揉捻をします。機械柔捻の茶葉は均等に柔捻されているため乾燥後の茶葉がすごくきれいです。

乾燥後、手柔捻の茶葉も形を整えます

手柔捻した茶葉を同じように殺菁機を使って乾燥させます。ただし茶葉の量が少ないためつきっきりで確認し、乾燥後は柔捻機を使わず手で茶葉の形を整えるための柔捻を行います。
茶葉がだんだんそれらしい形になってきました。

乾燥機に入れて本乾燥へ

茶葉の形を整えたら本乾燥になります。
いつもよりも早い時間にここまでたどり着きました。23時くらいでしたね。いつもは1時間以上後になることが多かったです。四季春種のお陰なのかな??
さあ、これからじっくり時間をかけて乾燥させていきます。今日はこれでおやすみなさいです。

乾燥終了、さて試飲の結果は如何に?

牧場での素晴らしい景色の中で食べる美味しい朝食の後にはいよいよ出来上がった茶葉の試飲となります。
緊張の時間が幕を開けます。

鑑定杯に入れて試飲 試飲中

鑑定杯に機械柔捻、手柔捻3種類、1~3の茶葉を入れて味、水色、香りをチェックします。
高茶師、粘茶師、参加者の試飲の結果は、手柔捻の1が一番いいとの結果になりました。
この手柔捻の1を作ったのは実は…わしなんです。高茶師、粘茶師、みなさんにいいと言われたのは正直嬉しいですが、素直に喜べないのが本音です。自分のやり方に確固たる自信が持てないので…実際微妙な色んな条件がうまく重なっただけかもしれないんですよね。
次回参加した時に同じような結果が出たら…少しは自分のお茶作りに自信が持てるようになると思いますので次回もまた参加しようと思います。

今回も高茶師、粘茶師、師匠そして参加者の皆様には本当にお世話になりました。
また次回もお世話になると思いますのでぜひよろしくお願いいたします。皆様、本当にありがとうございました。

Posted by oyakata(茶参福)|hiru-an-don Blog茶香好友 - 鴻山茗茶 -△PageTop