文山包種茶製茶実習 2006年春茶
それでは茶摘み、はじめましょ!
製茶を手伝い、その合間にお茶を飲みつつ天気の回復を待ちましたが、昼食後にもイマイチの状態。
茶摘みが出来ないのは悔しすぎる!ということで雨の合間をぬって茶摘みを行いました。茶摘みは自分たちだけでしようものならとてもじゃないですが、1斤持って帰れるほどの茶葉を摘めないので、蘇茶師のお姉さん、蘇茶師の奥様、近所の方にもお手伝いいただき一気に行いました。
蘇茶師の奥様、お姉さんに教わりつつせっせと茶摘みです。今回は結構急勾配な場所にある茶畑にて茶摘みをしました。
新芽の部分を一枝二葉、もしくは一枝三葉で米粒一粒くらい枝を残して摘んでいきます。って頭ではわかっているんですけどね。なかなか思うように手が動いてくれません(笑)
蘇茶師の奥様、お姉さんは手先に目がついてるんじゃないかと思うくらいのスピードで茶摘みをしていきます。
調子に乗ってきたところで、残念ながらかなり大粒の雨が降ってきました。わしらは無念の撤収。心苦しいのですが、茶摘みはプロ集団にお任せしてしまうことになってしまいました。
温風萎凋
自分たちではあまり茶葉を摘むことは出来ませんでしたが、蘇茶師の奥様、お姉さん、ご近所の方のおかげで何とか製茶を出来ることになりました。本当に感謝ですね。
茶葉についている水分を無くしてしまうのが温風萎凋です。プールのような場所に茶葉を敷き詰めてガスの温風で行います。じっくり時間をかけて茶葉についている水分を飛ばしていきます。「美味しくな〜れ」と祈りつつ萎凋が進んでいきます。
走水(室内萎凋)
温風萎凋の場合は、日光萎凋のときと違い時間がかかります。その間にお散歩するもよし、蘇パパに美味しいお茶お茶を入れてもらうもよし(パパ!ありがとう!)そしてそんな時間を過ごしているといよいよ始まる走水(室内萎凋)です。
走水とは茶葉の水分を抜いていく作業です。茶葉の水分の抜け具合を、茶葉の状態と香りをチェックしていきます。
今回は蘇文松茶師の娘さん(青のジャージを着ている小姐)も走水のお手伝いをしてくれました。蘇文松茶師、嬉しそうな顔してましたね(笑)
ここで細かい指導をしてくれるのが、弟、蘇志成茶師。茶葉を傷つけないような攪拌の仕方、そしてこれがちゃんと出来れば一人前!と言われる「ざる振り」を丁寧に指導してくれます。時に笑いながらですけどね(笑)
蘇志成茶師がまさに手取り足取りで指導してくれますが、もう笑ってしまうしかないくらい難しい。このざる振りに関してはみよちゃんが一番上手ですね。わしなんか足元にも及びませんわ。
時間をおいて茶葉の状態を確認しながら何度も茶葉を攪拌していきます。攪拌一回、ざる振り一回に「美味しくなってね!」と思いを込めながら…
朝を迎えたら茶葉はどうなってるのかしら?と思いをはせつつおやすみなさいです。さて次からは一気にいきまっせ(笑)
Posted by oyakata(茶参福)|hiru-an-don Blog|茶香好友 - 鴻山茗茶 -|△PageTop