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民國93年 大凹茶
October 01, 2010 Friday [ Oolong Tea(台湾茶) ]
先月の25日にTwitterでつぶやいたお茶。それがこの民國93年の大凹茶。
大凹茶(だいおうちゃ)と読みます。決して大凹茶(おおへこみちゃ)ではありませんので。
Twitterでも書きましたが、以前にわしがこの大凹茶を飲んだのは2004年。台湾でいうと民國93年になりますね。
今回は師匠のお宅で頂きました。「日本茶の茶葉で紅茶を作る実習」に参加しているときにちょっとお茶でも飲みますかいなってな時に、「大凹茶が飲みたい」とリクエストをしてしまいました(笑)
この大凹茶は阿里山と竹山系にまたがる茶区で作られていて、阿里山側で作られたら阿里山系、竹山側で作られたら竹山系にわけられるようですが、おおまかな括りとしては阿里山系となっているようです。
台湾の地図で確認すると、そういう扱いになってしまうのがよくわかりますね。
茶葉の濃厚な甘い豆香、お茶として飲むと花のように爽やかな香りが口いっぱいに広がり、ふくよかな回甘もあります…うまいね~熟成ってすごいね!
この香りと味は「時」が作ってくれた非常に重みのあるものだと感じますね。
いいお茶を作る、いい茶師と、深い信頼関係をつくってしまう師匠に感謝しなければなりませんね。
今回の写真はいつもと違い、先日買った「シグマ MACRO 50mmF2.8 EX DG」にて撮影しました。
まだまだレンズの感触を掴みきれていませんので、Blogに載せるのは躊躇いもあるんですが、せっかく撮影したので稚拙ながらも載せた次第です。
これから先、このレンズの感触を掴むべくしばらくはメインで使っていきたいと思ってます。
ちなみに「日本茶の茶葉で紅茶を作る実習」はもう何回も参加しているんですが、その際に緑茶も作ろうということで、青柳式釜炒り緑茶の指導をしていただいていました。
小川誠二さんとおっしゃる方です。
今回も小川誠二翁に教えを乞う予定でお宅を訪問したのですが、自宅にて逝去されているのを我々が発見し消防、警察に連絡をしました。
もっと色々と教えを乞いたいと思っていたのですが、このような形でお見送りをしなければならないのは非常に残念でなりません。
でもこのような形とはいえお見送りを出来たことは「お茶が結ぶ縁」があったと思います。
今まで教えを乞うたことをしっかりと受け止めこれからもお茶作りをしてきたいと改めて思った次第です。
ご冥福をお祈り申し上げます。
投稿者 oyakata : 2010年10月01日 13:58
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コメント
小川さん残念です。
師匠のおかげで、九州の釜茶産地ともつながれたので
7日偲ぶ会には主席します。
青柳製手炒り釜炒り茶を教えてもらいました。
亡くなる前に認めてもらい良かったです。
手炒り釜茶で私がわかることでしたら、伝えますよ。
アリサンのお茶は、レベルが高く香りが凄いですよね
Posted by shizuoka kamacha : 2010年10月27日 13:49
shizuoka kamacha様
コメントありがとうございます。
また返事が遅くなり申し訳ありませんでした。
小川誠二さんのことは非常に残念でした。
shizuoka kamacha様は小川さんから皆伝を許されたんですね、素晴らしい技を継承なさっていてうらやましいかぎりです。
7日の偲ぶ会には仕事の関係上足をはこべるかわからないのが残念です。
またshizuoka kamacha様のお申し出はたいへんありがたいお話です。ありがとうございます。
師匠とも相談をしてからご連絡させていただきます。
Posted by oyakata : 2010年10月30日 08:52