ハウスクリーニング

文山包種茶製茶実習 冬茶

其之弐 室内萎凋がはじまった…

さぁ、室内萎凋開始です…

流石にすべての製茶工程が「普通でない」わけではないですよ(笑)

通常は「日光萎凋」→「室内萎凋」なんですが、今回の流れは「温風萎凋」→「室内萎凋」です。
向こうでは「室内萎凋」とは言わず「走水(そうすい)」って言ってるんですよ!

その都度に茶葉の状態をチェックです 夜中だろうと茶葉のチェックはするんですよ そして茶葉は変化していくんです

一定の時間で定期的に茶葉の状態をチェック。
一定の時間といってもその時間にルールはないんです。その日の温度、湿度、風の通り具合、何よりも茶葉の状態の変化に合わせて少しずつ変わってくるんです。この見極めができるようになれば、それこそプロの茶師になる素質があるかもしれませんよ(笑)

チェックする時間は気候、茶葉任せ。夜中だろうと関係ありません。その都度、茶葉の手触り、見た目、そして香りをチェックしていきます。
上記真ん中の右の写真にあるこの棚にあるザルごとに香りも茶葉の状態が違うんです。
最終的に次の殺菁までには茶葉の香りを同じものにするために、一ザルごとに茶葉の状態を確認してその状態によってザルの上下の配置、またはこの棚の置き場所を変えるんです。たったそれだけの変化でも茶葉の状態は変わってくるんですよ。

少しずつ、少しずつ 茶葉は変わっていくんです 美味しい文山包種茶になるために…

どの手順も大事なんですが、この走水(室内萎凋)は非常に大事なポイントです。
ここで茶葉を不用意に傷つけてしまうと蘇茶師から「茶葉が風邪を引いた!」、挙句の果てには「茶葉が死んじゃったよ〜」なんて言われてしまいます。

今回は…そんな事いわれてませんよ(笑)
今回は天候がよくない為、多少時間が掛かってしまいました。

茶葉がいい感じになってきました。いよいよ走水(室内萎凋)を終了して次にいきますよ!

Posted by oyakata(茶参福)|< TopPage△PageTop

hiru-an-don copyrights All rights reserved.