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民國96年 凍頂烏龍茶 弐等
August 15, 2010 Sunday [ Oolong Tea(台湾茶) ]
いよいよ盆休みという名の夏休みの最終日を迎えたわけだが、夏風邪をひきこんでしまったのが一番の夏を感じる瞬間とは、まったくトンデモナイ休みである。
そんな訳で赤い彗星のごとく通常の3倍の暑さを感じているんだが、そんな時は焙煎の聞いたお茶を飲みたくなるわけですよ。
そこで今日は、林桓渝茶師が比賽で弐等を受賞した「民國96年 凍頂烏龍茶 春茶」をチョイス。
熟成されたお茶は、焙煎の火香が丸みを帯びてきて優しくもこうばしく、火香の甘い香りにも深みが出てきて、とてもすっきりとした気持ちにさせてくれますね。
日本にも火香が強いといえばほうじ茶がありますが、巷のほうじ茶は焙煎を強くかけすぎているためこうばしさは感じても火香による甘みは感じにくいですね。
凍頂烏龍茶はこうばしさの中にも花の蜜のような甘い香りを感じさせてくれ、その味はすっきりとやわらかい香りと味が一体になった球体のごとく、喉を滑り落ちていく…そして通り過ぎたあとにはふわりと喉の奥から甘い香りが戻ってくる…
とても暑い日に熱い台湾茶を飲む…それは極楽の時間を与えてくれますね。
さて、もう一服して…どうしようかな?(笑)
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基本に立ち返る 凍頂烏龍低焙煎
August 13, 2010 Friday [ Oolong Tea(台湾茶) ]
8月もお盆になってやっと更新のおやかたです。
今回は春茶ではなくひょんなことから「基本に立ち返ろう」と思うことがあり、師匠の初心者向け教室で使っているい凍頂烏龍低焙煎を淹れました。
ちなみに師匠のサイトが新しくなりました。
・TeaHouse
http://teahouse.co.jp/index.html
台湾を愛する人のための総合情報発信サイトです。
・茶香好友「鴻山茗茶」
http://teahouse.co.jp/paloma/index.html
台湾茶に関する情報、泡茶教室、製茶実習に関する情報を発信するサイトです。
今後ともよろしくお願いいたします。
そんな師匠の話もありますが、ちょっと戻して(笑)
台湾に何度も通い、向こうでもお茶を飲む機会が増えてくると、自分でも気がつかないうちに「普通の日本人」が飲むよりも濃いお茶を淹れてしまうようになってしまうんですよ。
自分だけで楽しむにはそれで一向に問題はないんですが、普段飲みつけてない人に飲んでもら時はそうはいきません。いきなりマニアレベルの濃さのお茶を飲んでしまうと、本来の香り、味も理解してもらえなくなってしまうんですよ。
そんな訳でちょっと自戒を込めて、基本に立ち返り凍頂低焙煎をちょいちょい淹れてる次第です。
本来凍頂烏龍茶は、独自の焙煎の技術によりお茶に「火香(ひか)」をプラスして、その火香をいただくお茶なんですね。
しかしこの凍頂低焙煎は、師匠が長年懇意にしてる凍頂の茶師にお願いしてオリジナルで作ってもらっているお茶。
あえて低焙煎にすることにより、お茶を淹れるタイミングがバッチリなら甘く優しい香りを堪能できるお茶になりますが、淹れるタイミングを逸してしまうと何とも渋みを持ってお茶になってしまいます(笑)
つまり初心者にお茶を淹れるタイミングをしっかりと覚えてもらうために師匠の発案で、懇意の茶師に作っていただいてるお茶なんです。
まだまだわしも修行中の身。たまには基本をしっかりと確認し自分の基礎を固めないとあかんという気持ちを持っているわけでして…
今までもこういうことは何回もしてきましたが、改めてこの凍頂低焙煎をきちんと紹介してなかったと思ったので、このエントリーをUPしました。
あ、最後に。
よく他の台湾茶を扱っているサイトでも「懇意している茶師が…」みたいに書いてるところがありますが、そんなサイトの店主が、実は一度も台湾に行ったことが無いってところもありますね(笑)
ほんとに懇意にしてる茶師がいるなら、どこのサイトでも見かけるような茶師とお茶の写真を使わずに、自分が行った際に撮った写真をUPしたほうがいいと思いますよ。
もっと言いたいこともありますが、今日はここまで(笑)
皆様、よいお盆休みをお過ごしください。
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