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台湾茶 凍頂の林桓渝茶師

June 29, 2005 Wednesday [ Diary , Oolong Tea(台湾茶) ] 

今回の台湾行では、多くの人に出会う機会に恵まれました。

まずは凍頂烏龍茶で有名な「凍頂地区」のまさに「凍頂」の住所にお店を構える
「林桓渝茶師」。

わしより若い30歳にて、南投県鹿谷郷農會主催の比賽(コンテスト)で参等奨を受賞をした兵(つわもの)。
しかもこの若さで茶師としての経験は20年以上ときたもんだ!

この林桓渝茶師のお茶はうちの師匠のところで購入できますよ。

それもそのはず。
林桓渝茶師の林家は凍頂烏龍茶の歴史を作った家系なんです。
林桓渝茶師はその11代目にあたる人なんです。凍頂地区で林家を知らないものはいないでしょう。日本でもお父さんの10代目の林火城茶師のお茶は沢山流通しています。本物がどれだけあるかは、かなり微妙ですけどね。

そんな大層な家柄とは全く関係なく、林桓渝茶師は「いい人」でした。
これがね、奥さんが若くて綺麗なの!
くぅ~羨ましい!憎いね、この若旦那!って平気で苛めても怒らないような(笑)温和な人柄でした。

しかしお茶に関してはやはり熱かった!

延々2時間近くもお茶を呑み、お茶について語ることが出来ました。あ、もちろんわしは台湾語がわからんので通訳をしていただきましたけどね(笑)
次から次へと沢山の種類のお茶を呑み、もちろん比賽で賞を取ったお茶も一通り呑んできました。

そのお茶を淹れる姿は人柄を反映してか一見するととても優しげであるが、しかし自分の作ったお茶に対する自信が静かに伝わっくてきてとても凛とした姿でした。
茶師は40年の経験を経て始めて一人前といわれるそうですが、林桓渝茶師は若くして比賽に多数入賞したにも関わらず一切驕った様子も無く、自分のお茶をより美味しくより芳しいものにするために黙々と努力していく…そんな感じの人でした。

また茶師は自分の作ったお茶の味を一番知ってるわけで、茶師自ら淹れていただくとそのお茶の味が一番うまく引き出されているんです。

つまりそれがそのお茶のベストな味なわけです。

わしはその味を、香りを覚えて、出来るだけその味に近い形でみんなに呑んで欲しいと思います。
もちろん味と香りだけでなく、林桓渝茶師のお茶に対する思いも一緒に伝えられればと思っています。
まだまだ修行が必要な身ではありますが、林桓渝茶師との出会いの感動を伝えるべく、林桓渝茶師のお茶と思いを広げるべく頑張りたいと思いました。


この林桓渝茶師のお茶はうちの師匠のところで購入できます。
今回はかなりの破格値というかお友達価格で仕入れてきたの(笑)でこの金額のご奉仕になってます。


あ、あとね、林桓渝茶師の奥様にここのお父さんに似てると言われ、笑うしかない状況に陥ってしまったのは内緒の方向でお願いします。

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